手順1: Twilio RESTヘルパーライブラリの導入と準備
この手順ではTwilio REST APIにアクセスするヘルパーライブラリをインストールし、Twilioクライアントを利用するために資格情報を設定します。
なお、この手順でインストールするパッケージはサーバーアプリケーションでの利用を前提としています。フロントエンド側のプロジェクトには追加しないでください。
1-1: サンプルプロジェクトをクローン
ターミナル、またはコマンドプロンプトで次のコマンドを実行し、サンプルプロジェクトをクローンします。Git
がインストールされていない場合は、リポジトリのCode
ボタンから直接Zipファイルをダウンロードし展開してください。
git clone https://github.com/neri78/Twilio-HandsOn-Messaging-SampleApp-JP.git
クローンあるいは展開が完了したのち、プロジェクトフォルダに移動し次のコマンドで依存パッケージをインストールします。
cd Twilio-HandsOn-Messaging-SampleApp-JP
npm install
依存パッケージのインストールが完了した状態でプロジェクトをコードエディタで開きます。
なお、コードエディタであらかじめプロジェクトを開いた状態で依存パッケージをインストールしても構いません。
1-2: Twilio資格情報、電話番号を.envファイルに記録
プロジェクトには.env.sample
というファイルが存在します。このファイルを.env
とリネームするか、コピーし名前を修正します。
このファイルには次の環境変数が空のまま定義されています。
TWILIO_ACCOUNT_SID=
TWILIO_AUTH_TOKEN=
TWILIO_MESSAGING_SERVICE_SID=
MY_PHONE_NUMBER=
次にコンソールを開きます。この画面のProject Infoに表示されているアカウントSID
、AUTHTOKEN
の値をそれぞれ、TWILIO_ACCOUNT_SID
、TWILIO_AUTH_TOKEN
に転記します。これらは非常に重要な情報であるため、外部への漏洩や誤って公開しないように十分ご注意ください。
次に先ほど作成したMessaging Service
のSID
をTWILIO_MESSAGING_SERVICE_SID
に設定します。Messaging Service Sidはこちらで確認できます。
最後にTwilioアカウントの登録時に確認コードを受け取った電話番号をE.164フォーマットに変換しMY_PHONE_NUMBER
へ設定します。日本番号の場合は国番号(+81)をつけ、最初のゼロ(0)を取り除きます。
1-3: twilio-nodeヘルパーライブラリをインストール
Twilio REST APIをNode.jsで簡単に利用できるtwilio-node
ヘルパーライブラリを次のコマンドでインストールします。
npm i twilio
これで次の手順からヘルパーライブラリを使う準備ができました。